八代市に製織体験研修に行きました
2月4、5日で八代市に畳技能士会として研修に行きまして、良い畳表を見る目を養って来ました。
4日はお昼より私が日頃より使用させて頂いている畳表製織農家の渡辺さんにお願いして教えて頂きました
渡辺さんは土作りから数々のこだわりを持ち繊細な畳表を作られる方です。
始まり、すでにい草の選別が終わった状態からの一番長い1番い草を使用しての製織体験でした、
織機に載せるまでの行程も色々とあり覚えるだけでも大変でした、
流石繊細な畳表を作られるだけあるなとおもいました。
まず始めにい草を掴み元を揃えてから、上から10cmの所を掴みい草をばらつかせ
短く切れたものを振い落とし
その後い草の下の方から変色検査をし変色した物は取り除き
その行程を検査場所を変えて3回繰り返しました。
この時古芽い草と若芽い草との違いがわかり、古芽い草と若芽い草の色の変化を教えて頂きました。
そして元を再び揃えてから下から3分1の所を持ち揺らして折れたり実入りの悪いい草を取り除いてから
い草の長さを揃えて切り落とすまでの作業を2回繰り返し
最後に自動織機に載せ製織開始です
この2回で出来た畳表の長さは約30cm程でした
(後日送って頂いた私が製織した畳表です)
1枚の畳表を作るのにこの行程を約15回繰り返さないと出来ないなと思い
大変だなぁと思いました。
そして1日に生産できるのが7〜8枚だそうです。